週刊アイについて

アイドルマスターやその他諸々

「恋」によっておこされるロコの自己変革

聴くたびに毎回感動してしまうから、ブログでも既に触れてるかもしれないが、私は『STEREOPHONIC ISOTONIC』が好きで好きでたまらない。留学中、盛らずに毎日10回は聴いてたと思う。

 

この曲はロコの変革の曲だ。私の中では。

 

アイドルマスターにおいての持ち歌とキャラソンの是非、みたいな話がたびたびぼや騒ぎのように話題になるけど、私はどちらかと言うと前者を支持しているほうだ。そのキャラクター自身の内面について触れる曲ではなく、アイドルであるそのキャラクターがアイマスの世界で歌っていく曲。私の1番好きなアイドル、菊地真の自転車などは、私は真の恋愛についての曲だとは微塵も思ってない。(思いたくないという私のエゴも多少ある!)

だけど、『STEREOPHONIC ISOTONIC』に関してはロコ自身について歌った歌である、と私は思う。なぜなら、この曲自体が「ロコアート」だと思っているから。

 

私は曲の考察が得意ではない。でもこの曲に関してはもう私の沸る想いがヤバいのでこのブログという壁に向かって考察めいたオタク早口を書き留めておくことを許してほしい。全ての歌詞にコメントを入れているわけではないし、そもそも誰かに見せる前提のものではないのだ。

 

(以下、歌詞と感想文の書き殴り)

 

ライフタイムトリミングしちゃってインセンティブ感じてる瞬間

→自分の人生の枠組み(子供の考える大人って感じのイメージをした。進むべき道を決め、それ以外を関係ないものと排除している合理的な人生)を決め、ある種の優越感を感じていた。

 

ミュージックのリリックで〜リノベーションされちゃう

→恋愛感情(大きく言うとなにかを好きになるという行為全般)を、ロコは頭では現象として理解できていた。でもそれがある時自分の中で「ピントが合った」。ぼやけていた感情がはっきりと認識できた、自分のに落とし込めたということだと思う。

 

サビ

ブランディングされた「私だけの世界」、自分が規定し、正しく認識していたと思っていた世界(ヘッドフォンの外)が変わっていく。世界と自分の境界線、枠組みが消え、自分のものになっていくことに気づく。なぜなら、

ステレオタイプのこんな気持ちがアイソトニックするから」

 

セリフパート

→『ロコのレゾンデートル(存在意義)って、レプレゼンテーション(表現)そのものなんです』

(ここやばくない?)

私が考えるロコアートは、ロコが自分の感情や情熱を外の世界に発出する手段。それら表現の発出こそが自分の存在する意味であると、こんな明るい声で言えるロコさん。。。。

 

だってオーバーフローなインフォメーションの中主張しなくちゃ

→枠組みが無くなったロコの世界は情報が溢れかえっている。自分に関係ないと切り捨てることがなくなった数多の「色」の中で、自分がここにいることを主張しなければならない。あなたに気づいて欲しいから、自分の心を変革する(または、自分の変革を気づいて欲しい、かも)

 

 

つまり、ここまでの歌詞を自分なりに纏めると

 

アート、そしてアイドルに出会うまでのロコは世界の全てを「ステレオタイプ」であるとし、客観視していた。歌の歌詞などの「恋愛感情」も理解はしていたが自我とは境界線を持っていた。

それが、「きっかけ」によって自分の感情が動く、それによって自分の世界が「色彩」を持っていく。自分の中で取捨選択がされていた世界の枠組みが取り払われたロコの世界の中で、ロコは自分の存在、そして自分の感情を発出して世界に主張していくことの楽しさを学び、それ自体が自分の存在する意義であるとまで考えが至った。

 

こういうことなんじゃないか。

自分の解釈が多々入ってるとは思うが、やはり歌詞を見るとこれは何かに出会って自己を変革させたというロコの出来事が描かれている曲なんじゃないかと思うわけだ。

ではそのきっかけとなった「何か」とはなんなのか。これこそが多分いちばん意見が割れる部分なのではないかと思う。

 

ここまでの歌詞だとおそらく「アート」「アイドル」がきっかけになったと予想される。だけど最後の方の歌詞

「気づいて欲しい…あなたに!」

「誰だって想うステレオタイプのこんな気持ちがアイソトニックする」

「アイソトニックユアスマイル」

アバンギャルドフィーリングイッツ“マイラブヴ”」

ここら辺で、やっぱりこれってきっかけ:恋なんじゃないか!?となる。

これによってこの曲の味わい方というのは2種類生まれることになる。

 

一つ目は、『ロコ自身の語る、恋によって自分が変わった経験についての曲』

二つ目は、『自分がアート(又はアイドル)に出会った感動を、ラブソングに当てはめて歌っている曲』

 

 

私は個人的な感情によって二つ目を支持している。ロコが恋をしていたら落ち込むからだ。

 

でもここで私の頭を掠めるものがある。

グリマスの親愛度900達成の台詞『プロデューサーと出会う前から、ロコはロコだったと思っていますか?…プロデューサーと出会った日は、ロコのアナザーバースデーなんです!』だ。

マジで好きなセリフなんですけど、これこの曲と合わせると……意味……変わってきませんか?

 

 

 

以上です…。