ラビットファーについて
ほんとうにビビって、最初はちょっと引いた。
萩原雪歩、水瀬伊織、星井美希、菊地真のユニット、Xsの歌う「ラビットファー」の曲とミリシタ内でのMVをはじめてみた時のことだ。
これはいわゆるソープとかの風俗店の直喩じゃないのか?知識もないくせに普通に思った。
セットはおそらく今回初めて使われるもので、後ろにドレッサーやバスタブ、シャンプーやランプなどがある。全体的にはラグジュアリーな「大人の世界」を感じさせられるようなもので、照明もピンク色になったりする。
まあ8割方バスタブのせいだろう、風俗っぽく見えるのは。
これは後々コミュで明かされるものだが、コンセプトはキュートで小悪魔な女の子、タイアップするとされるティーン向けファッションブランドでのテーマは「少女、開花」とのこと。
またラビットファーの歌詞の中にも小悪魔を意識したのだろう、「それっぽい」歌詞が並んでいる。歌詞もMVも最初ストレートに性を感じすぎてちょっと嫌な気持ちになり、間を置いてからもう一度見ると今度はストレートすぎて逆に運営のミスリードを疑う…とまあそんな感じだった。
今回の人選は、15歳が2人、17歳が2人。中学生から高校生にかけての少女から大人になるちょうど真ん中の時期だ。この4人を起用して大人の曲を歌うことで意外性をもたせつつ大人になる過程にて通るさまざまな自分の変化を描いたのだろうが、正直少女が大人へ変化するメタファーというよりは、ただ「こういうのオタク好きでしょう」って作った薄汚れた魂胆が見えるような気さえしてしまう。
ただ実は、こういうストレートな「エロ」の表現(あくまで私が思ってるだけだ)についてのスタンスは、結構アイドルマスターの根底にはあるような気がする。衣装然り、歌然り、もちろんコミュの中でもだ。最近ソシャゲという形に移行してから若干控えめになっていたそういう奇抜さを、今回のMVでは全開にしているのかもしれない。